第2章 私を朝まで抱いていて

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大きなフードがついた長いカーディガンを上に来たら、私の服や髪型は一見わからなくなる。 でも、この格好はどう見ても何か企んでいるってすぐにわかっちゃいそうだと思う。 ドキドキがバクバクになってきて、喉が渇いてきた。 でも、ずっとここにジッとしているわけにもいかないよね。 8歳の私、それに10年間晴馬恋しく過ごしてきた総ての私。 あなたたちの熱い想いを今夜、全部晴馬に受け止めて貰うからね!! そう決意を新たにして、私は立ち上がった。 膝がガクガクしていたけど、夜はこれから・・・。 顔が熱いけど、夜だし、ランプや焚火の灯りの中じゃわかりにくいと思う。 ・・・よし! 出陣!!
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