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私はポケットから手紙を取り出した。
それを膝の上に置いて、取り合えず落ち着くために珈琲をひとくち飲む・・・。
ジッと見詰めてくる晴馬の視線が熱くて、全然落ち着かなくて焦る。
「そんなに見詰めないで・・・」
「あ、ごめん。何が始まるのかなぁって・・・思って」
私の方がこんなに緊張してたらダメだよ!
そう自分を叱咤激励しながら、深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。
「そうだ、星出てる?」
「ちょっと、雲で隠れてるかな・・・」
タープから出て見上げると、確かに雲が多くて星空が視えなかった。
ざんねん・・・
でも、始めよう。
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