3323人が本棚に入れています
本棚に追加
/610ページ
尤も、その時の記憶を消されてしまった可能性は否定出来ないけどな。
まあ、消す意味が分からないので、多分神様には会っては居ないと思う。
さて、俺が出した二つのどちらかで合ってるのか、あの街に行ってみれば分かるかな?
何て危機感も無く呑気に考えてた時だった。
『おい!お前』
突然後ろから声を掛けられビクンッ!と肩を跳ねさせてしまう。
ってか、無警戒で居る時に後ろからって、本当にビックリするよな。
しかも何を言ってるのか解んないし、外国?のワードが過り瞬間移動説が濃厚になりつつ振り返る。
そこには黒いローブを纏った金髪なイケメンが立っていた。
『聞こえてるのか?
ん?‥‥その服装は‥‥』
何を言ってるのか解らず、どうしたら良いか迷ってると、何かを言った後俺の全身を上から足元まで見た後に、顎に手を当てて考え始めた。
「この言葉なら解るか?」
「あれっ?日本語‥‥」
イケメンが突然日本語を話し出したのでびっくりしてしまった。
「やっぱり異世界人か‥‥」
落胆する様に肩を落とす仮面の人ってか、今異世界人とか言わなかった?
ええ!?ファンタジー決定なの?
「あのう‥‥此処は‥‥」
其処まで言いかけて、仮面の人に手で制されてしまった。
「多分俺の言葉で何となぁく察しただろ。
まあ、ぶっちゃけお前の世界のファンタジー小説の設定と余り変わらない世界だと思えば良い」
最初のコメントを投稿しよう!