勉強期間

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イケメンに肩を掴まれた瞬間に風景が草原から巨大な門へと変わってびっくりする。 多分転移魔法なんだろうけど、一言説明してくれても良いんじゃないかな? 「そんな顔をするな。行くぞ」 誰の所為だよと思ったが、喋るなと言われてるので我慢する。 何かが蓄積していくなぁ。 「よう、パイル」 門の脇に立つ兵士に手を上げて声を掛けるイケメン。 名前で呼ぶとか、親しそうだな。 「これは雷帝様」 雷帝様?このイケメン帝ランクかよ。 「例の反応はやっぱりだったわ。 で、コイツが例の奴だ。 コイツは世界ギルドの保護下に入るから」 兵士に近づき小声で話すイケメン‥‥雷帝。 「成る程。 ご苦労様です」 つまり、この兵士も事情を知ってるって事か? 手を上げて歩き出す雷帝の後に着いて行くべく俺も歩き出す。 兵士の前で一応頭を下げると兵士に“頑張れよ少年”と肩を叩かれた。 日本語まで話せるんかい! 「アイツは異世界人の孫だからな」 と、俺に近づき小声で教えてくれた。 成る程。異世界人でも結婚して子供が居ても不思議じゃ無いんだよな。 ってか、異世界人が秘密なのに身近過ぎるっていう。 王都って、はっきり言って巨大都市な訳で、雷帝が馬車に乗るので続いて乗り込む。 他にも乗客?が居て、15人位は乗れるサイズから、バスみたいな物で乗り合い馬車かな? 幾ら雷帝でも街中で転移魔法を使わ無いのか、もしくは使えない決まりでも有るのか? 俺達以外にも居るから聞く事が出来ないのがもどかしい。
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