第1章 始動~START~

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第1章 始動~START~

大阪市西区にダメ男サラリーマンが住んでいた。 彼の名前は「三日月朔夜(みかづきさくや」。 25歳のダメ男サラリーマン。 何しても全く駄目で実家暮らしでうだつの上がらない性格で勤める会社は徒歩圏内にもあるにも関わらず時間ギリギリに出勤してはいつも上司に叱られるのでした。 そんな彼が数奇の運命に導かれる事になろうとは未だ誰も知る由もなかったのです。 今日も全く冴えない1日が終わりヘロヘロになり帰宅しました。 今日も母親からの妹の「小桃(こもも)」と比較される様な発言が飛び交うのでした。 母「全く立派なお兄ちゃんなんやからもう少ししっかりして欲しいわ~。 小桃はしっかりしてるのにえらい違いや」。 朔夜なりに今のままでは終わりたく無いと考えてますがなかなかきっかけに巡り会えません。 次の朝もギリギリで出勤しては上司に叱られるのでした。 午前の勤務中に空腹となり早弁も上司に見付かり又々こっぴどく叱られるのでした。 休日になれば源敏弥(みなもととしや)と西本拓郎(にしもとたくろう)の3人で遊びに出掛けると言う何処にでも居る平凡な男の子である。 「トシちゃ~ん♪たっくん~♪」。 朔夜はトシちゃんとたっくんの3人で居る時が大好きです。 似た様な仲間だからこそ日頃の悩みを聞いたり愚痴も言い合える仲なのです。 会社帰りに道端で赤と黒が交差する様に光る水晶玉を見付けました。 朔夜「みぃ~けっ!。 何でこんな所に落ちてんねんやろ?。 不思議な光の水晶玉やな~。 家帰ってインスタにアップしようと♪」。 今夜朔夜は道端で拾った水晶玉をスマホで画像に撮り、 Instagramにアップしました。 「mikaduki_sakuya 会社帰りに不思議な発光する水晶玉発見。 偶然俺が見付けたなう。」 朔夜「これで良し♪」。 すると水晶玉が左右大きく揺れ出しました。 朔夜「わ~!な、何~?!」。 水晶玉から神秘的な顔立ちをしていて背中には黒い羽根を生やした色白の少女の様な妖精なる幻影が現れました。 朔夜「わ~!お化け~?!」。
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