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【はじめの一歩】~伝記第12章~
真新しいセーラー服に身を包む
風に揺れる 胸のスカーフ
大きな不安 小さな期待
生まれ変わるために ここに来た
もう 頼れるのは この手と この足
この手で道を切り開き
この足で 未来へ歩いていく
繋いでくれた手は 遥か彼方
もう 手を繋ぐことはない
母も父も 何も言わずに
送り出してくれた
レールを外れた列車が
空へと昇り始める
☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆*☆
15歳で 家を出ることを決めた
あのまま 親のそばにいたら
きっと私は壊れていただろう
離れて良かったと 今でも思う。
何もかも 自分ひとりでやるのは
キツかったけれど
得たものは 本当に大きかった(∩∀`*)
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