0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
「あぁー」
深いため息をついたのには、理由がある。
「どうした?ケン」
親友の荒田が、聞いてくる。
「実はよ~、昨日お母さんから、もう大学生なんだから、アルバイトしなさいって言われたんだよ」
ため息混じりに言うと、
「それは、まぁそうだよな」
なんて、言う。
「お前もそっち側かよ~!」
と、少しきれながら言う。
そしたらあいつ、
「まぁ、お前のことだから続かないだろうな」
と、意地悪そうに言いやがった。
「っおまえなぁ」
「怒るなら、アルバイトやってみろよ!」
もう頭きた。
「やってやるよ、アルバイトっ!!」
友達を、見返すためだけにアルバイトを始めた。
最初のコメントを投稿しよう!