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早速、今日から部活の練習。
部活が終わり、部室で、小村と吉賀は着替えていた。
「おつかれ」
「おつかれ」
「吉賀くんて、バスケのセンスあるよ」
「そう?」
「だって、初めての割に、人を避けるの上手いし、ジャンプだって高いじゃないか」
「まぁ、小柄だからね」
2人は、自転車置き場にやってきた。
「吉賀君、自転車は?」
「僕は、歩きで来てるんだ。学校から半径2キロ以内は、自転車通学禁止なんだって」
「そんな校則は守らなくていいよ。じゃ、後ろ、乗りなよ」
「ありがとう」
小村は自転車の後ろに吉賀を乗せて走っていた。
そして、スーパーの前を通過しようとした時、自転車の行く手を阻む者が現れた。
「お! この前の奴じゃん。わざわざ金を持ってきてくれたのか?」
昨日、吉賀に絡んだ不良たちだ。
「お前らか。俺の友達にちょっかい出したの。いい加減にしろよ」
「あん? 今日は仲間連れてきたのかよ。それとも、こいつのスポンサーかい?」
「吉賀行くぞ!」
小村は、思いっきり自転車を漕いだ。
「おい、まてよ」
不良達が、吉賀の方に手を掛けようとしたが、空振り。
さすがにバスケ部で鍛えた足、追いかけてくる不良どもをぶっちぎりで引き離して行った。
そして 二人は無事 吉賀の住んでいるマンションの下にたどり着いた。
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