第3章  謎の美少年 ”吉賀” .

5/13
前へ
/192ページ
次へ
吉賀と小村は、エレベーターに乗った。 吉賀は、カードを取り出し、エレベーターのカードスキャナーにタッチした。 「え? 何?」 「最上階の部屋に行くには、カードキーが必要なんだ」 「さらっと言ってるけど、それって、すごくない?」 「そうかな? 結構不便だよ。他の人が乗ってたら、家に入れないもん」 「なんだ? そりゃ?」 「だろ」 エレベーターが止まる。 吉賀は、エレベーターの階数ボタンをランダムに数個押した。 すると、扉が開いた。目の前には、両開きのドアがあった。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加