第3章  謎の美少年 ”吉賀” .

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小村は、脱衣場で服を脱ぎだした。 鏡が、沢山あり落ち着かない。 タオルで前を隠しながらバスルームへ入った。 大きな湯船には、既にお湯が張ってあり、湯気が昇っていた。 「これがフロ? やっぱ、フロだけでも、俺の家並みじゃん」 小村は、シャワーを浴びていた。 その時外側のドアが開く音がした。 吉賀が着替えを持って来てくれたのだろう。 そう思った。 しかし、吉賀は、小村の横のシャワーブースに入った 小村は慌てて腰にタオルを巻いた。 吉賀の方を見ると、タオルは巻いておらず、お尻が見えた。 「僕もシャワーを浴びようと思って」 吉賀が、話しかけてきた。 「だよな。汗を掻いたあとは、シャワーが一番。その後は、キュッと!」 「小村君って、飲むの?」 「冗談だよ」 「残念、本気にしちゃった。一緒にキュッと! したかったのに」 「え?」 「冗談だって」
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