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吉賀は、お尻から太ももに掛けて、スポンジで擦った。
小村は、黙ったまま立っていた。
「はい、じゃ、次はこっち向いて」
「え?」
「いいから、こっち向いて」
小村は、手で、大事なものを隠し、吉賀の方に向いた。
「手は、まっすぐだよ」
吉賀の幼げな口調に、小村は従った。
「大丈夫だよ」
「恥ずかしいよ」
吉賀は、小村の胸のあたりから、スポンジで擦り出した。
「すごい、腹筋が割れてるね」
「そんなことないよ。まだまだだよ」
「見て、僕なんか、腹筋って縁がないよ」
ずっと正面を見ていた小村は、吉賀に言われ、吉賀の腹の方に目線をやった。
色白の綺麗な肌をしている。しかし、その先には、立派な物も見えていた。
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