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「ようし、次は、柔軟体操をするぞ。前後でペアになれ」
前後で一組のペアになるということで、美優は、吉賀と組むことになった。
「吉賀、女子と組めるなんて、幸せ者だな」
土呂がちゃかした。
「背中合わせになり、お互いに背負いっこをするぞ」
2人の背中同士をくっつけて、頭の上で両手を繋いだ状態で、ひっぱり、互いの背筋を伸ばす運動だ。美優は、吉賀の手を握った。
「夢前さん、行くよ」
「どうぞ」
次は、美優が、かがみ吉賀を背負う番。
美優は吉賀を背負った。
楽々だった。
(軽ぅ~ こいつ何キロなんだ?)
次は、横に並び、両手を繋いで引っ張りあう運動
再び、美優は吉賀の手を握った。
(こいつの手、指長っ しかも、手の甲がめっちゃ綺麗。手タレやれよ)
「よし、次はブリッジだ。まずは前列のやつ。後ろの奴は、背中を支えてやれ」
「じゃ、私が支えるほうね」
「夢前さん、大丈夫だよ。ブリッジなら、独りで出来るから」
「そう、じゃ、邪魔しないで見てるわね」
美優は、吉賀の横に立った
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