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Page15 噛み合う歯車 コードネーム:わたそん
「……」
あの2人…一体何者なんだ…
俺がたどり着くまでの間…一気に畳み掛けて…倒していた…
γ《マスター！グレイヴの反応が！》
「…行くぞ」
あの2人以上になってやる…絶対に…負けない…！
「…！」
ｻﾞﾝｯ！
落石…？いや…あれは投擲物…
『なにしてくれてんだよっ！』
ﾄﾞｶﾝ！
「…っ！」
あれ…無傷…？
たけ「無謀過ぎんだよ、あんた」
「……！」
なんで…こんな俺を助け…
『これで終いだ！たけ！』
たけ「OK！おらよっ！」
唖然とする一方だった…なんで…こんな…
『…大丈夫？』
涼しげな表情で言う組合長…
「どうして…俺を助けた…」
『決まってんじゃん、なぁたけ？』
たけ「そりゃあなぁ？」
『《仲間》に決まってるからだろうが』
「………！」
こんな俺でも…仲間だと言ってくれた…
俺はその時…初めて《仲間》という存在に気づけた
こんなに嬉しいことはなかった…俺は…いい人達に出会えたようだ…
「…ありがとう」
『これからよろしく、我が組合員』
この2人には感謝の他に、頭が上がらないでしょうね…
なにせ…俺を初めて《仲間》だと言ってくれたのだから…
γにも感謝をしないとな…こんなにいい人達に出会わせてくれたんだからな…
もう…1人になる必要がなくなった…
この《3人》で…世界を助けて行けたら…
そんな風に思うようになった…
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