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「結愛…」
そう名前を呼ばれると
同時に髪をなでながら口づけをされる
『んっ、森さん…』
キスの気持ちよさに身をゆだね
この人のキスは特別だった
やわらかくて
引き寄せられる感じがたまらなかった
「する？」っと普段は聞かないのに
『もう少し呑みたい』
「そうしようか、あっドラマ撮ってある？」
この前のやつかと聞くと
それっと言われ一緒に見る
洗濯ものを回していた事を
思い出してドラマを見ながら干していた
飲物が空き冷蔵庫に取りに行って戻ると
「ほんと気遣いがすごいよな」
そういいながらまた頭を撫でる森さん
『そう？普通だよ』
お互い新しい缶を開ける
休みでも仕事の電話は鳴る
「結愛、菅さんから鳴ってる」
『なんだろう？』
菅さんは私の担当のお客様だ
電話に出ると日にちの変更の連絡だった
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