Chapter.1-1 Driver's Heaven.

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「んじゃ行ってくるよ、世話になったなオッサン!」 「おう!気をつけてな!」  オッサンに手を振りつつアクセルを踏み込む。  あのオッサンとは長い付き合いになりそうだ、と軽く笑いつつ、奏弥は首都高へと上がっていく。 「さてさて、そういえばルールとかあんのかね?」  違法に走っていた頃と違い、今はサーキットとなった首都高。  サーキットにはその場所毎に定められた決まりがあるものだが…。  一旦待避所に180SXを寄せ、先程渡された端末を操作する。 「えーと。どれどれ…」
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