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学校の帰り道。いつものように集まる仲間。 メガネのチビが背の高いポッチャリに聞いた。 「ヒロシ、卒業したらどうする?」 「俺か……俺はカメラマンかなー写真撮るの好きだし。ダメだったら家の手伝いでもするよ。ショウは?」 今度はポッチャリがメガネに聞いた。 「僕はそうだな。放送関係の学校に進学かな。脚本とか演出とか勉強したいんだ。」 ショウは3人の中心となる俺に聞いた。俺は身長も体重も2人の間くらい。ヒロシとショウを足して割る2したような男だ。 「アタルは進路どうすんだ?」 「俺は……やっぱ……」 「あ、そう言えば……」 ショウは俺が答える前に話を遮った。 「この前、気になる噂を聞いたんだ……」 「どんな噂だよ」 俺はショウの噂話が大好きだった。話を遮られるより、噂の内容が気になってしょうがなかった。すると、ショウが答えた。 「まぁ、一緒に来たら分かるよ」
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