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叔父さんとお母さんはわたしのせいじゃないって言うけど、
セーメイ様でわたしの『験力』が目覚めて、
魔物を呼び寄せたのは事実だ。
この能力の事を教えてくれなかった叔父さんを、
怒ったり恨んだりしていないと言えばウソになる。
だけど、
わたしを守ろうとして色々苦労していたのが解ってしまうから、
感情の整理ができず、
モヤモヤが溜まる。
「キュ~イ」
ボンちゃんが身体をヒネって、
わたしの顔をなめようとする。
どうやら気持ちを察してくれて慰めようとしているらしい。
「ありがとね……」
いじらくてわたしはボンちゃんの頭をなでた。
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