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ある日のお昼頃、僕は都内のテレビ局近くで開催されているイベント会場に呼ばれて、お笑いのネタを披露していた。
すると、舞台上から会場に幸田さんがいることに気がついた。
幸田さんは、僕の方を見ながら、終始笑顔で楽しそうにしていた。
僕がイベントを終えて舞台を降りると幸田さんが、
「若林さん」
と笑顔で声をかけてくれた。
「今日は、大学休み?」
僕が質問すると幸田さんが、
「今日の午後の講義は、休講になったんです。
若林さん、おもしろかったですよ!」
と励ましてくれた。
「今からお昼食べに行くけど、一緒に行く?」
僕は嬉しくて、幸田さんにお昼でもご馳走しようと思って声をかけると、
「ぜひ、お腹ぺこぺこです。」
と終始笑顔で楽しそうに答えてくれた。
僕は、パスタの美味しいお店に幸田さんを案内した。
2人でパスタを食べていると、幸田さんが意外な話しをしはじめた。
「実は、若林さんのこと、前から知ってました。
若林さんをはじめて見たのは、2年ほど前だったと思います。
私が上京して独り暮しがさみしくなってきた頃、若林さんのお笑いを見て楽しくて元気が出ました。
私は、若林さんのファンなんです。」
「そうだったんだ!
ありがとね!」
僕は、純粋に嬉しくて、幸田さんとお笑いの話で盛り上がった。
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