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ある日の夕方、いつものようにコンビニでバイトをしていると、急におじさんが胸を押さえて倒れてしまった。
「おじさん!」
僕が、倒れたおじさんを抱きかかえながら声をかけると、おじさんは、
「うう~ん」
と言って、苦しそうな表情をしていた。
その時、ちょうど幸田さんがバイトに来て、
「どうしました?」
と声をかけてくれたので、
「おじさんが急に倒れたんだよ!
幸田さん、救急車呼んでくれる?」
とお願いした。
幸田さんが、スマートフォンから電話していると、異変に気が付いたおばさんが近寄ってきて、
「どうしたの?」
とおじさんに話しかけていた。
間もなく救急車が到着すると、ストレッチャーに乗せられたおじさんと一緒に、おばさんが付き添いで救急車に乗り込んだ。
「お店の事は、お任せください。」
僕は、救急車に乗ったおばさんに話しかけると、
「若林君、お願いします。」
と不安そうな顔で答えてくれた。
幸田さんと僕は、救急車を見送った。
「おじさん、大丈夫かなぁ?」
幸田さんが、不安そうに言うので僕は、
「おじさん、血圧が高いって言っていたから心臓に負担がかかったのかなぁ…
幸田さん、今日は協力してください。」
と発言した。
幸田さんは、いつものように、
「はい、もちろん!」
と元気に答えてくれた。
幸田さんと僕は、いつものように仕事に戻った。
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