第1章

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とりあえず今10個の?Wあたたかさ?Wを考えてみた。今日は簡単そうな2つを実行しようと思い、帰路に就いた。 いつも歩いている道を今日は小走りで少し早く進んでいた。 「ブスッ」 こんな音が下腹部からして、鮮血が湧き水のように流れ出していた。 少し遅れて一気に激痛が走った。そう。ナイフで刺されたのだ。 「嘘だろ…」 道路に倒れ伏した時に口からこぼれ落ちてきた。これは猛烈の痛みから出たのか、思いもしなかった犯人だったから出たのかわからない。 霞む視界に映り込んだのは僕の目の前で不敵な笑いを浮かべている奴だ。 蒋司克久。名前しか知らない。クラスメイトで席も近くになった事もない接点がない奴だった。 意識が朦朧としてきた。自分の体が思った通りに動かない。そんな中途切れ途切れに蒋司克久の声が耳に入ってくる。 「お前..いんだ..と.良く......」 これを最後に僕は冷たい暗闇へと誘われ、光を手から離した。
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