第2章

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『ううん、私以外と喋ってるところは見た事ないよ?』 少し何かが見えた気がした。 恐らくだが、蒋司は前原が好きだ。 教室ではずっと前原を見ている。 俺を見ているのではなく、あくまでも前原をみていたんだ。 そして学校で仲良くつるんでる僕や田宮を邪魔だと思ったのではないか。 それで俺を刺したのではないか… と5限の時のノートにまとめてみた。 6限、SHRを無難にやりすごし、帰宅道を変え、すごく遠回りをし、いつもより15分遅くに家に着いた。 今回は刺されなかった。 とりあえず初めて"あたたかさ"を示す。 まずは温かいスープ。 種類がわからないのでコンソメスープとコーンスープを作ってみた。 レトルトで家にあったので作ったのだが、他の"あたたかさ"もやっておく事に。 暖かい部屋。 6月中旬で蒸し暑いが、更に暖房を入れて放置させている。 今日やるのはこの2つにしてみる。 あんまり多くやりすぎてもダメなのではないかと思った。 作ったスープの飲みつつ、やってもセーブデータの残らないRPGを進めた。 朝。電子時計は変わらず2014/06/19Thuを表している。昨日やった2つは不正解だったようだ。 朝は"あたたかさ"で考えた1つ 温かいごはん ほっかほかの白米を用意した。 スゴく良い香りがする。     
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