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九条と付き合い出して、1ヶ月が経った頃、
僕は放課後、九条と一緒に帰ろうと思い探していて、屋上まで辿り着いてドアを開けると…
そこには九条がいて、声をかけようとしたら…そこにはもう1人いて、僕は邪魔だと感じドアを閉めようとしたら九条から驚きの声が聞こえてきた。
真守『桃也さん、俺と付き合ってください。俺は入学式の時から、桃也さんを見て好きになりました。桃也さんに好かれるように頑張りますので、よろしくお願いします。』
桃也『えっと、でも真守くんは朋希と付き合ってるんじゃないの?』
真守『北原、いや朋希くんとは別れます。もし、別れたら付き合ってくれますか?』
桃也『でも…』
真守『よろしくお願いします!』
桃也『わ、分かりました。もし別れたらまた屋上に来ますね?』
真守『はい!』
九条の満面の笑みなんて僕は見た事なかった。1回も。だから、僕は告白されたんだ。それで兄に近付く為の踏み台だったのかと、今気づいてしまった。
僕は逃げる様に家に帰って来て、部屋に篭って夕ご飯も食べずに泣き続けた。
次の日も涙は止まらずに休んだ。
両親には嫌な顔をされつつ、心配してくれたから心の救いにはなった。
2日経って、学校にも復活したけど九条とは話をしなかった。
絶対に別れ話になるのは分かっているから九条も兄もソワソワしていた。
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