1走目、下僕は魔王様に逆らえず

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  こんの暴虐無人、魔王様がぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっ!!!!  ギッと彼をにらみつける。  しかしそんな僕の様子にも浅野はどこ吹く風。  小馬鹿にした様にフンッと鼻を鳴らしたかと思うと、自身の席がある窓際へ向かって、悠然と歩き出す。  ――暴虐無人魔王こと、2年I組所属男子生徒・浅野央(あさのおう)。  それがこの男、僕のに当たる人物の名である。
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