溶けはじめ

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黒尾said っ!!!! 何で、何で華ちゃんは屋上にいるんだ!? 嘘だろ、本当に死ぬのかよ。 俺のせいだ。 最低とかあんなこと言ったから... あんなつもりなかったのに。 最初は同情して俺は、 伝えたいことを伝えてない。 伝えなきゃならない!! 絶対に。 ...。あぁ! こんなときに梟の奴等はなにしてんだよ。 頼む。華ちゃん、たえてくれ。 俺は、急いで音駒と梟谷がいる 第3体育館に駆け込んだ。 皆俺がいなくて探してたらしい。 駆け込む前にばったり 研磨とあった。 研磨「ねぇ、クロ。こんなところで何してるの?顔、真っ青だよ?保健室に言った方が...」 黒尾「研磨!!頼みがある。緊急事態。今すぐにここに梟谷の奴等を集めてくれ!頼む。早く、早く!!」 研磨「え、う、ん。」 研磨は急いだ様子で梟谷の奴等に 声をかけた。 ありがとう。研磨... 俺は掬える命を救いたい。 死のうと思っている人がいなくなってほしい そんなこと言わないでほしい 木兎なんだよ。黒尾。急にいたと思ったら呼んで。 心配したんだぞ。なぁ? 赤葦「はい。でも、緊急事態なんてなにかあったんですか?」 我にかえると 梟谷の奴等が目の前にいた。 研磨も不思議そうにこちらをみている。 もちろん、梟谷のやつらも。 黒尾「これからいうことは本当だ。信じてほしい。」 俺は、ありのままをすべて話した 華ちゃんの存在。 出会ったこと。 華ちゃんが語ったこと 俺が放った言葉 俺のせいだということ そして華ちゃんは今、屋上のフェンスの外に立っていること 梟谷の人達は 話していくうちにみるみる 顔色が血の気を引いていった。 木葉「ま、じかよ...」 最初に言葉を放ったのは 意外にも木葉だった。 俺は、木兎がいうとおもったんだが。 その木兎はプルプル震えていたが 顔を上げていい放った。 木兎「あいつは!!逃げてねぇよ!俺達が追い詰めてしまっから、あいつは悪くないっ!!」 は? んじゃお前らのせいだったてことか。 なのに俺、最低とか。言っちまったよ 追い詰めたのは俺だ 何が何が人の命を救いたいだ。 ごめん。ごめんな、華ちゃん。 どうやらこの話、2、3年しかしらないらしいな。 はやく、この事を伝えなきゃならない。 華ちゃん、君は何も悪くない。 だから、まってて。
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