16人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
木兎さんは話してくれた。
俺と華は仲がよかったこと。
俺達は全国にでた。インターハイのこと。
県予選もかち全国でも5位という好成績で皆、
喜んだ。
インターハイが終わり3年生が引退した。
2年だった俺らは
1年と一緒に3年生が繋いでくれたものを
無駄にしないよう頑張った。
このとき、赤葦は1年だったよな!
そしてきた。
春高!!
県予選にも残り、全国へと出場になった。
結果は4位。結果としては悪くない、喜ばしい結果だが俺達は素直に喜べなかった。
たしか、ここまでは赤葦もしってるよな?
俺ははい。と答えた。
なぜ喜べなかったのかというと、
4位になったのは相手の降格があったから
本来なら5位だったはず。
でも4位のチームは圧倒的な差で俺たちに勝っていた。でもチーム内で揉め事があったらしい。
揉め事でひどい暴言を主審の忠告を無視して
言い争いを続けたから、退場となり、
俺達のコールド勝ちが決まった。
そんなの嬉しくないに決まってる。
実力では負けていたのに。
コールド勝ち?今まで必死にやってきたのに
部員達の思いは強かったんだ。
赤葦だって感じてたはずた。
華は試合がおわってドリンクやタオルを渡してくれた。でも何を言わなかった。それは華の優しさなのに俺は、踏みにじってしまった。
大会が終わり体育館で解散となった俺は、華にいったんだ。
このことは誰も知らない。俺と華しか。
木兎「お前!何で何も言葉をかけないんだ!?それでもマネージャーなのかよっ!!!」
俺は、一方的に華に言うと体育館を後にした。
華の気持ち、考えてなかった
華はそのあと苦しむようになった。
元気がなくなり、目も死んだような目。
そしてついに部活を退部した。
俺のせいだよ。
俺は、今でもよく覚えている。
話おえたときの木兎さんの
とてもとてま悲しそうな表情。
先輩、貴方は悪くないです。
最初のコメントを投稿しよう!