チョコレートが硬いとき

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木兎さんは話してくれた。 俺と華は仲がよかったこと。 俺達は全国にでた。インターハイのこと。 県予選もかち全国でも5位という好成績で皆、 喜んだ。 インターハイが終わり3年生が引退した。 2年だった俺らは 1年と一緒に3年生が繋いでくれたものを 無駄にしないよう頑張った。 このとき、赤葦は1年だったよな! そしてきた。 春高!! 県予選にも残り、全国へと出場になった。 結果は4位。結果としては悪くない、喜ばしい結果だが俺達は素直に喜べなかった。 たしか、ここまでは赤葦もしってるよな? 俺ははい。と答えた。 なぜ喜べなかったのかというと、 4位になったのは相手の降格があったから 本来なら5位だったはず。 でも4位のチームは圧倒的な差で俺たちに勝っていた。でもチーム内で揉め事があったらしい。 揉め事でひどい暴言を主審の忠告を無視して 言い争いを続けたから、退場となり、 俺達のコールド勝ちが決まった。 そんなの嬉しくないに決まってる。 実力では負けていたのに。 コールド勝ち?今まで必死にやってきたのに 部員達の思いは強かったんだ。 赤葦だって感じてたはずた。 華は試合がおわってドリンクやタオルを渡してくれた。でも何を言わなかった。それは華の優しさなのに俺は、踏みにじってしまった。 大会が終わり体育館で解散となった俺は、華にいったんだ。 このことは誰も知らない。俺と華しか。 木兎「お前!何で何も言葉をかけないんだ!?それでもマネージャーなのかよっ!!!」 俺は、一方的に華に言うと体育館を後にした。 華の気持ち、考えてなかった 華はそのあと苦しむようになった。 元気がなくなり、目も死んだような目。 そしてついに部活を退部した。 俺のせいだよ。 俺は、今でもよく覚えている。 話おえたときの木兎さんの とてもとてま悲しそうな表情。 先輩、貴方は悪くないです。
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