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「この部屋では約百種類の植物を育てています。9月の誕生日花ですと、コスモスなんかはいかがでしょうか?同じく9月の誕生日花のマーガレットと合わせて贈っても良いかもしれません。ちなみにコスモスの花言葉は〈調和〉〈乙女の純心〉で、マーガレットの花言葉には〈誠実〉〈真実の愛〉などがあります。」
神梛さんの提案に私は手を打って
「それは良い考えですね!二つとも小さくて可憐な花だしとっても素敵な花束ができそうです!」
と言った。悠宇も頷いて「いいね!」と言っていた。
「ではコスモスとマーガレットの花束をご用意致しますのでこちらか店内でお待ちください。」
神梛さんが行ってしまうと悠宇は部屋の中をスキップして回りながら話し始めた。
「お姉ちゃん、この部屋とっても広いね!でも、外から見たときにはそんなに広そうなお店に見えなかったよね。」
「うん。」
確かに外から見たときにはこじんまりとしたお店に見えた
「それに、ここら辺はよく通るのになんでいつも気がつかなかったんだろう。なんだか不思議なところだね。」
そんなことを話していると神梛さんが呼びに来た。
「花束の用意ができましたよ。」
用意されていた花束は予想通りとても可愛らしく仕上がっていたが……
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