鈴が鳴るとか鳴らないとか

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「俺にもどうにも出来ない。もしかしたら、鍛師(かなち)ならなんとか出来るかもな」 「かなち?」   また訳の分からない言葉を、と世莉が思っていると尊が「刀を作る鍛冶師のことだ」と教えてくれた。 「刀と鞘は対だからな。あいつなら──」  そんなことを話してる間に、外はもう真暗になっていた。
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