巫女になるとかならないとか

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 そして翌日。 「あふ……、なんか眠い……」  なんとなく寝付けなくて、世莉はちょっぴり寝不足な朝を迎えた。  そして今朝も今朝とて、境内のお掃除は欠かせることはない。なにせこの時期、落ち葉は半端なく落ちてくるし、そもそも朝のお掃除はもう日課だ。 「お前、毎日やってるのか?」 「わぁ!」  聞き慣れない言葉に驚いて振り返ると、神威が立っていた。 「そ、それはまぁ、扶養家族なんで」 「……だからお前は護られるのか」 「はい?」  護られる? 誰に? 「ここの御神体にだよ」 「……」  なんか、神主さんにそんなこと言われると信じたくなってしまう。
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