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まだ、王子が生きていた頃、同盟を結んだ国があった。その国はもっとも東へ位置する国、T国であった。
お互い、資源や食料などを交換し合い、ともに良い国として築き上げようとしていたのだが、王子の死により、T国の王子、女王はとても悲しんだ。そして、王子の死以来、途端に同盟を切り、静かに消えていったのだった。
王子の死をきっかけに、女王は誓った。自分の手でずっと平和な国を築きあげていくと。
だが、ある日の夜、人々が寝静まった時にとんでもない事が起きている事に、女王は気づかぬまま、静かな眠りについていた。
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