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赤髪が最初に出会ったのは黒vivi。
それからあと三人。色々長いので省略。
赤髪が黒viviのためにちょっと高めのバッグを買ってプレゼントした。
黒viviが高級スイーツのマカロンをお返しに用意した。
プレゼントは好意を持っている人にあげるもの。
自分のことを好きだと言ってくれるようなもの。
嬉しくないわけがない。
お互いに「もっと仲良くなりたい」とプレゼントを贈り合った。
誕生日はもちろん、旅行のお土産、新しくできたお店の商品、有名スイーツの新作など、記念日に限らず贈り合う。
おかしい、と感じ始めたのは、過剰なプレゼントを始めてから半年がたった頃。
赤髪も黒viviも、結婚して夫がいる。子供もいる。
いつも通りプレゼントを買った赤髪が、ふとレシートを確認する。
「2800円」。
いつもと同じくらいのプレゼントの金額。
これが月に1度。多い時には週1回。
黒viviはその日家計簿をつけていた。
ふと気になったプレゼントの金額。
おととい買ったプレゼントの金額は「2500円」。
似たような金額が1週間前にもある。
赤髪と黒viviはプレゼントの金額と回数を見て思った。
<家計、圧迫してない?>
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