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そもそも、死霊術の最高スキル【屍操従】に、0→Zや塊といった引き数は存在しない。
これらはあのおっさんが継承・研究したラザラスの秘術だ。
すなわち、右腕だけを残した01は、電磁投射砲を搭載した固定砲台でしかなかった。
赤光と青光と黄光は休むことなく宙を舞い、攪乱を続けている。
ヒメは羽虫を打ち払おうと、レーザーやマシンガン、ショットガンをひっきりなしに空中に向けて連射している。
エージェントはギネ界軍の兵たちを、苛烈な砲火から守っているのだ。
裏稼業の彼らも戦いを通して、将軍や兵士たちと心を通わせたのかもしれない。
俺がゲデに親しみ以上の感情を抱いたように。
ギネ界軍は四将を先頭にじわじわと後退している。
ギネ界軍と漆黒の蜘蛛の中間に、ゲデとセクレが抜刀状態で立っていた。
二人は流れ弾を剣で弾いている。
褐色の肌を持つ赤い巻き毛の青年。
人の上に立つ者としてだけでなく、一人の男として心底羨ましいと思う。
彼に対してだろうか、それとも彼に影のように従う美しき女性に対してだろうか。少なからず嫉妬心すら湧いている。
俺も負けてはいられない。
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