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不作為による詐欺
詐欺罪の犯人は積極的に事実を虚構したり歪曲したりして相手を錯誤に陥れる。
不真正不作為犯は釣り銭詐欺などが多い。
山本は釣り銭詐欺なども行っていた。
ブローンってレストランのオーナーは釣銭を受領し店を出てから数えたが多額であることに気づいたがそのまま受け取った。
「あの山本って野郎、普段から詐欺ばっかりしてる。これくらいもらって当然だ」
「アナタは詐欺罪には問えません」
猿飛って従業員が言った。
「サルのクセにエラそうだな?」
「釣銭を受け取るときに気づかなかったんですよね?」
「あっ、ああ」
「詐欺をするつもりはなかったけど、後で気づいた?」
「そっ、そうだ」
「占有離脱物横領罪が相当かと思われます」
「そんな反則やん?」
「まぁ、相手が山本だから許してやるよ」
「ビックリしたぁ、けど?何で俺に詐欺をするつもりがなかったって分かったの?」
「魔法を使ってあなたの心の中を覗いたんですよ」
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