2#転生したらオークになっちゃった

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 ・・・・・・  ・・・・・・  ・・・・・・  ・・・・・・  ・・・ここはどこだ?  俺は寝ていたのか?  つーか、俺はいったい?  俺は鼻を前肢で擦ってみた。  あれ?鼻のヌルヌルした感触が違う・・・  俺は、前肢の蹄・・・あれ?人間みたいに指がある?!  俺は、後ろ脚の蹄も見てみた。  履き物?靴?俺、何か履いてたっけ?  「おいゴルァ!!」  はにゃ?  「練習中に眠りこける暇が在るかぁァア!!」  なーんーだぁ?何?誰が怒鳴ってるんだぁーーー!!  あれ?  ここは・・・  どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!どかっ!!ばしっ!!  2本足で、何か皮の服を着たイノシシ達が棒を持ってお互いを叩きあってる???  おまけに、僕も皮の服を着てこん棒を持ってる・・・  よっこらしょ!!  あ、僕も2本足で立てた。  うわっ!!目の前に僕と同じ2本足立ちのイノシシが・・・棍棒を持って・・・!!  襲ってきたぁーーー!!  ままよっ!!  ゴン!!  僕は咄嗟に身構えて、棍棒で頭を防御した。  はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・  まだここが何なのか理解出来ないまま、他の奴に襲われる恐怖・・・   はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・  過呼吸する度に、身体がむくんだり引き締まる・・・何だ?この感覚は?   はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・ はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・はあ・・・  「そこの新入り!!何で攻撃してこない!!やる気なきものはこの世界から出ていけ!!」  ビクッ!!  また向こうから、誰かが激を飛ばしてきた。    緊張で僕は思わず息を吸った。  むくっ!!  筋肉がぷっくりとみなぎってきた。  これは・・・!!  僕は更に息を吸い込み、棍棒を振りかざして襲いかかる相手に、  ぽかんっ!  「強ええええ・・・」   どさっ。  あっ、勝っちゃった!!  僕は、口から息を吐き出すとヘナヘナと、腰が抜けたように呆然とへたりこんだ。      
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