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「こいつ、気絶しちゃった!!」
「強ええええええ!!」
「なんなんだ、こいつは!!」
同じく、鍛練をしていたオーク兵士達が、僕を取り囲んできた。
僕は何が何だかまだ理解出来ない。
ここは、どんな世界なのか?
僕は・・・イノシシ・・・オーク??
「いやあ、強い強い!!とんでもねえ新入りがやって来たもんだ!!」
まだ訳がわからずに呆然とする僕に、ひとりのゴブリンがやって来た。
・・・あれ?こいつ・・・だいぶまえに誤ってふんずけたガマガエルのおっさんに激似だなあ・・・
僕はこのゴブリンに、あなたは誰ですか?と訪ねてみた。
「ズコーーー!!おめえ!!このオーク部隊を舐めるなよ!!俺はこのオーク部隊を指揮する、ゴブリン隊長だ!!」
はっ!!ゴブリン隊長!!失礼しました!!
・・・やべ・・・衝動に思わず言っちゃった・・・!!
・・・もう、成り行き任せだ・・・!!
「お前の強さは解った!!今度は相手を増やして、稽古してもらう!!」
・・・増やして・・・?
・・・ゲッ・・・!!
僕は絶句した。
相手のオークは、20名。
もう、乗っかった船だ!!
俺は息を深く吸い込んだ。
ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!
もりもりもりもりっ!!
張り詰める筋肉。分厚くなる脂肪。
「えいやぁーーーーーー!!」
ずばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!
俺は一瞬のうちに20名オーク兵士。薙ぎ倒してしまった。
「す、素晴らしいっ!!今度は、ここのオーク戦士全員だ!!」
えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!
僕は、もっと息を深く吸い込んだ。
ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!ぴきっ!!
もりもりもりもりもりもりもりもり!!!
大きくなる身体!!
盛り上がる筋肉!!
ばしゃーーーーーーーーん!!
ずばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!
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