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ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
「敵陣襲来!!敵陣襲来!!」
見張りのオークが、声をあげた。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!
僕はまだブレックファーストのサツマイモ食ってないのに!!
仕方ないので、僕は大急ぎでオーク軍隊が集まる広場へ駆けていった。
ゴブリン隊長に見つからない抜足・・・差足・・・
「ブー!!遅かったな!!」
ぎく。
「何で遅刻した?!お前はこの『マーチス王国』の『秘密兵器』だと言ってるだろ?!
もう敵は攻めてきてるんだ!!
早く支度しろ!!」
はーーーい。
それしか言いようが無かったが、いったい何を支度しろなんだろ?
まあいい。皮の鎧兜は?
「お前が筋肉をはらませたら、ビリビリに破けただろ?!」
あっそーか!!
「だから、お前には!!ゴム風船用のラテックスを幾重にも重ねて出来た、特製鎧兜を拵えさせたから、着とけ!!」
ゴム風船!!!!!!!
何だろう?『ゴム風船』と聞くと、僕は胸がときめいてしまう。
まさか・・・僕が息を吸い込んで体が大きくなり、筋肉が盛り上がるのは・・・?!
僕自身が・・・?!
「ブー!!ボケーーーッとしとらんで、早くこの鎧兜を着ろ!!」
はーーーい。
僕は、早速ラテックス製の鎧兜を来た。
う~~~~~~~ん・・・鼻につーんとくるゴムの匂い・・・!!
「またボケーーーッとしてやがる!!早く、兵士の最前列に来やがれ!!」
はーーーい。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
「来たぞーー!!『ラ・スカル王国』のアライグマ獣人部隊だァァァァ!!!!」
王国のアライグマ獣人達は其々銃を持ち、バンバンバーーーーンと撃ちながら、マーチス王国のこの城まで大勢攻めてきた。
「わーーーわーーーー!!鉄砲!!鉄砲!!くわばらくわばらくわばらくわばらくわばら!!」
僕は大慌てで、広場の中に引っ込もうとした。
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