始まりの物語

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「坊主、レイダーが好きか?俺もレイダー乗りなんだぜ!」 「本当?!ねぇ、あれってどうやって動かすの?!揺れないの?!」 「そうだな、ちょうどこんな感じかな」 言いつつリゲルはジグをひょいと持ち上げ、肩車をした。 「どうだ、こんな感じだ!行くぞ!ガシャーンガシャーン!」 ギクシャクといかにもロボット然とした動きで歩き出した。 「あははは、すごい、高い!」 精神年齢が近いのか、リゲルは子供の扱いが上手かった。 ダンにはあんな真似は出来そうにない。 「ではご案内しますよ、ドグさん。早くしないとこの船はワープに入ってしまいます。  そうなったらお見せする事が出来なくなりますので」
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