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しかし、完成に時間がかかりすぎてしまった。
「あの頃にこいつがあれば、どれだけ楽だった事か・・・」とは
試作レイダーを見た、エデン入植当時を知る最後の老人の
有名な言葉として広く知られていたが、
その頃には既にエデンの開拓はほぼ終わっており、出番はあまりなく、
高級で金のかかる贅沢な重機、といった残念な評価であった。
そしてかつてのパワースーツ同様、またしても歴史の中に
消えてゆくのかと思われたとき、第二の移住可能惑星が見つかった。
当然、その惑星への移住が計画され、その為の船には最新型のレイダーが
積み込まれる事となり、今現在に至るのである。
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