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第1章 (1)アカリside
【朝/自宅】
「……。
ん……っ。……」
薄暗い部屋の中、私は目を覚ました。
すごく良く眠っていた気がする。
ベッドから上半身を起こして、まだ少しボーッとした頭で辺りを見渡す。
なんとなく気だるい身体。
寝過ぎたせいかな……?
モゾッと身体を動かすと、下腹部になんだか違和感を感じる。
……。
私は、ゆっくりと自分の身体を見つめた。
いつものワンピースタイプの寝間着じゃない。
バスローブが羽織らされているが、その開く胸元から覗く自分の素肌には幾つもの赤い痕。
「……っ〜〜〜!」
昨夜の記憶が蘇り、私の顔はカッと一瞬で真っ赤になった。
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