0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
荒川山にて
僕と陸奥さんは山の途中で洞窟を見つけた。入口は小さく、かがまないと入れそうにない。
畝光「入るぞ。」
小太郎「あ、うん。」
僕達は洞窟の中に入った。
畝光「明るい・・・ここで間違いなさそうだ。」
茶髪の人「待っていたぞ畝光。」
そこには茶髪の男性と・・・!?
畝光「やっぱここか、スターリン。」
小太郎「ゆ、愉吉!」
愉吉「小太郎!来てくれたのか!」
スターリン「そこのメガネ小僧、こいつの知り合いなのか?」
小太郎「お前が誘拐犯か!愉吉を返せ!」
スターリン「誘拐犯か・・・そいつはちと語弊がある言い方だな。俺はある人に頼まれてやっているだけだ。」
小太郎「ある人・・・」
スターリン「名前は知らんが、諸事情でな。それより畝光、今日はお前に一つ言っておかなければならない事がある。」
畝光「俺もだ。」
スターリン「お先にどうぞ。」
畝光「・・・何で紛争中にこんなトコ来てんだ?」
小太郎(紛争?)
スターリン「冷戦になった。お前等(敵)がいねーとやる気でねぇって。」
畝光「そんな理由で!?」
小太郎(陸奥さん軍人なのかな・・・)
畝光「で、話ってのは何だ?」
スターリン「あ、そうそう。畝光、俺達と協力してもらう事がある。」
畝光「俺は軍人には戻らねーぞ。」
スターリン「・・・お前の故郷が敵に渡された。」
畝光「!?」
スターリンのスマホからラインが来た。
スターリン「な、もうこんな時間か。畝光、結論だけ言わせてもらう。政府部に入れ。」
畝光「政府部・・・」
スターリン「お前の学校ならある筈だ。そこに入り、奴等の支配権を撤廃させるのだ!」
スターリンはダイナマイトを洞窟の奥に放り投げ、爆発させ、壁や天井を破壊した。
空中からヘリコプターが現れ、そこからはしごが降りた。
スターリン「戦争なら俺達にも出来る!だが世界に革命を起こせるのはお前だけだ!畝光!」
スターリンは愉吉を連れてヘリコプターに乗った。
小太郎「愉吉ィィィ!」
スターリン「助けたくばお前も政府部に入る事だな!メガネ小僧!」
スターリンは去って行った。
小太郎「・・・」
僕と陸奥さんは家に帰った。
次の日(AM7:00)
小太郎「ん?」
ポストに一通の手紙が・・・て愉吉の父!?僕は手紙を読んだ。
手紙の諭吉の父『昨日誘拐を頼んだ諭吉の父です。諭吉はこれから私の小道具にする予定です。』
最初のコメントを投稿しよう!