13/37
前へ
/37ページ
次へ
そこまで頭回らねぇとか、パッパラパーかよ。 「罰ゲームかなんか知らねぇけど、迷惑だからやめろ」 「えっ!?何がッスか!?」 「とぼけんな。男に告白だが、ブサイクに告白だか、罰ゲームの内容分かんねぇけど、普通に迷惑なんだよ」 「そんな……酷いッスよ……。俺の本気の告白罰ゲームだと思ってたんスか!」 イケメンが傷ついたような、悲しそうな顔をする。 ぐっ。良心が痛むな。 けど、たぶんこれも演技だ。騙されんな俺。 「はいはい。本気本気。そういうことにしといてやるよ。とりあえず、もう俺に関わんな」 俺は平凡な毎日を平和に過ごしたいんだ。 こんなドタバタ劇望んでない。 イケメンに背を向けて、準備室から出ようとする。 だが 「わっ!?」 ……これは、壁ドンというやつか? いつの間にかイケメンと準備室のドアの間に挟まれてる。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加