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そこまで頭回らねぇとか、パッパラパーかよ。
「罰ゲームかなんか知らねぇけど、迷惑だからやめろ」
「えっ!?何がッスか!?」
「とぼけんな。男に告白だが、ブサイクに告白だか、罰ゲームの内容分かんねぇけど、普通に迷惑なんだよ」
「そんな……酷いッスよ……。俺の本気の告白罰ゲームだと思ってたんスか!」
イケメンが傷ついたような、悲しそうな顔をする。
ぐっ。良心が痛むな。
けど、たぶんこれも演技だ。騙されんな俺。
「はいはい。本気本気。そういうことにしといてやるよ。とりあえず、もう俺に関わんな」
俺は平凡な毎日を平和に過ごしたいんだ。
こんなドタバタ劇望んでない。
イケメンに背を向けて、準備室から出ようとする。
だが
「わっ!?」
……これは、壁ドンというやつか?
いつの間にかイケメンと準備室のドアの間に挟まれてる。
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