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あぁー、なんか疲れたな。
さっさっと帰るか。
昇降口に向かい、靴箱からスニーカーをとる。
すると
「あ、あの!」
声をかけられた。
振り返れば、女子が好きそうな今どきっぽいイケメンがたってる。
名前何ていったっけな?
なんかクラスの女子が騒いでた気がする。
1年にすごいイケメンがいるって。
「何?」
「国木田さん!あの!その!お、俺と……」
「人違いです」
なんか、嫌な予感がする。
だいたいこの嫌な予感っていうのは当たるんだ。
逃げよう。
今すぐここから立ち去ろう。
しかし、そのイケメンに手首をがっしり掴まれて俺の逃亡は失敗した。
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