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｢ふあ～～～｣
欠伸がでた。
昨日はムカつくことばっかで頭が興奮してなかなか眠れなかったからな。
寝不足だ。
｢くぅちゃん眠そうだね｣
｢昨日夜ふかしでもしてたのか？｣
｢本読んでた｣
隣を歩いてる2人にさらりと嘘をつく。
和志には昨日の事言っても大丈夫だろうけど
ヒナはそういう話好きだからな。
すごい食いついてくるだろうからめんどくさい。
｢つーか、お前ら毎朝すごいな｣
これ以上この話が続くのは俺的に好ましくないので、わざと話題を逸らす。
2人はキョトンした顔をしていた。
｢何が？みたいな顔すんな。毎朝毎朝通学路でよく手を繋いで歩けるよな｣
ガッシリと恋人繋ぎしている手を見ながら、続けてそう言った。
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