愛しているが故に。2

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「うわっ。緊張する! ヤバっ!どうしよ。紫苑の両親にはよく会っていたけど、結婚の許しを貰うのはドキドキするわ。」 「なんで俺も行かなきゃなんないんだ?」 「頼む海斗! 一緒に行ってくれよ。紫苑の両親は大丈夫だけど、ハルさんが‥。」 「あぁ、ハルさんは紫苑の事を溺愛してるからなぁ。お前、八つ裂き? 流石の隆二でもヤバイよね。授かり婚になる訳だし?」 「‥。だよな~。きちんと謝るよ。誠意もってしたらわかってもらえるはず!」 「紫苑の両親は大丈夫だと思うぞ。だけどハルさんはなぁ。あの人の紫苑への溺愛っぷり半端ないからなぁ。紫苑が転勤になった時は珍しく大人しくしてたけど、昔を知ってるだけに‥。それに拗れた事情を知った今はなぁ。事後報告だし?」 「あー。先にハルさんには報告しとくべきだったよな? でも、紫苑も一緒だし大丈夫だよな!」 「大丈夫な事を祈ろうか。」 「なんだよ地獄行き決定かよ。」ガクッ。
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