9.おとなの条件

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僕は快感で身体を震わせた。 「、ドS….」 「はぁ!?どっちが!」 田中さんが驚きながら笑う。 田中さんは僕と繋がりながらゆっくり体位を変えた。 僕にベッドの端を掴ませると後ろからテンポよく突く。 二人で快感に溺れていくようだった。 あーー、どれくらい時間が経ったんだろうか。 ずっとくっついていて、時間がわからない。 外はもう暗くなり始めている。 僕のお腹のなかも、もう田中さんが何度イッたかわからないくらいドロドロだった。 「ぁ、あー、あっ…も、むり…」 僕はついに力尽きた。 田中さんも絞り出すようにイクと、ベッドに倒れ込んだ。 「…っはぁ、はぁ、はぁーー。あー、これ、明日腰ヤッベェなぁ!ははは!」 田中さんのテンションがおかしいのを尻目に僕は目を閉じた。 このまま、時間がこの部屋のなかから動かなければいいのに。 僕の瞼に田中さんがキスをしたのがわかった。 愛おしい。 そんな感情が流れ込んでくるようにわかる。 「す、き…。」
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