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その日はとても疲れていて、つい炬燵でうたた寝をしてしまった。
眠りは浅いのか、何となく意識はあって、頭の方に誰かが来た気配を感じた。
「おい。こんなとこで寝てたら風邪引くぞ。」
その時話し掛けてきた声で、来たのがお祖父ちゃんだと分かった。
「分かってるよ。」
そう言いたかったが、声が出ない。
起きようと思っても、指先一つも身体が動かない。
目も開けられないのだ。
これは金縛りというやつかな?
とか冷静に思っていた。
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