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広がっていく魔力の大きさに対するように後ろの数字が上がっていくのを失う意識の先に見た気がした。
意識が飛んだ、フィオナの魔力はそれでも広がり続けた。
半径100キロ程で魔力は一気に収縮し小さいドーム形状をフィオナの上に作ると、ドームの中に雨は入り込ます彼女を温め始めた
静かな寝息が聞こえる。
【レベル: 60/∞ 】
【体力: 600/600000 】
【魔力: 1000/12兆 】
人気のないさびれた倉庫の中
「で、証拠持ってきたでしょうね」
ミッシェル・ブラウニ男爵令嬢が腕を組んで冒険者たちの前にいた
後ろに男爵家の護衛が2人、倉庫の外に3人、倉庫を囲んでいた
「はい、これがクランドール伯爵令嬢の腕です、腕輪がついてるでしょう?」
「腕輪だけでよかったのに気持ち悪いわね」
「取れないんですよ、魔法具ですかね?腕に癒着してるようで」
フィオナを結局見失った冒険者達、ウォーウルフの遠吠えを聞いて
魔物の森の中、あの怪我で助かるわけがないと探すのをやめて引き返していた。
「ま、いいわ後で誰かに外させるわご苦労だったわね、もう用は無いわ」
護衛が冒険者の心臓に剣を突き刺していた。
「国境沿いに捨て置いておいて」
「かしこまりました」
国境付近で護衛の冒険者のく食い散らかされた無残な遺体が発見され
フィオナ・フォン・クランドール元伯爵令嬢の遺体は発見されなかったが
死んだと判断されたのはそれの数日後のことだった。
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