2/5
前へ
/35ページ
次へ
親友の巧と話ながら羽唯を迎えに1年の方へ行こうとすると 渡り廊下付近で羽唯を見つけた。 (ん?誰だあいつ!? 状況としては多分…間違いなく…告られてるよな) 困った様な顔をした後、軽くトリップしているだろう羽唯に少し笑ってしまう。 男に思考を呼び戻されると再び困っている様な顔になる。 (困った顔も可愛いな) 俺はゆっくり羽唯の方へ近づき 「羽唯?」 と声をかけた。 すると羽唯は告られてるのを忘れた様に 「翔ちゃん!!」 振り返り満面の笑顔で俺の方に来ようとした。 すると男が 「萩尾さん、返事もらえる?」 と苦笑いで聞いてきた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加