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俺はなるだけ優しい顔で
「何?どうかしたの?」
と声音も優しく羽唯に言った。
羽唯は男の方を決心した様に向き直り
「ごめんなさい 私 木元くんの事全然知らないし付き合えません。
本当にごめんなさい。」
といって頭を下げた。
(やっぱり羽唯は可愛いな)
けどこいつは許せない。
思わず無表情になってしまった。
羽唯が俺をみて心配そうな顔をしかけたので、羽唯に向かって笑う。
そしてその場を離れる為に
「用は済んだ?帰ろうか」
といって羽唯の肩に手をかけ方向を変えると歩きだした。
すると男の声が
「萩尾さんは相崎先輩と付き合ってるの?」
と、追いかけてくる。
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