奴は我がもの顔
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朝 目が覚めると奴は私のすぐ近くで、私の顔をじぃっと見ていた。 私と目が合うと、嬉しいと喉をならして去っていく。 別の日には、寝ていると私の体をわざと踏んで、 枕元で寝始める。 奴は本当に寝てばかり。 可愛さ余って憎さ百倍とは、奴を指すのだと思う。
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