第7章

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「おまえ、上手になったな」 わずかな白濁を飛ばし 由莉はズルズルとその場に座り込んだ。 「あんまり出なかった」 「当たり前でしょう。昨夜から何度目ですか?」 僕は口元を拭うと 呆れたように口端で笑って 彼の身繕いを手伝ってやる。 「……おっと」 そんな僕らの頭を蹴りそうな低空飛行で 孔雀が飛んできて着地した。 「なあ」 由莉は僕の腕を引き 僕らは風の通る木陰に横になった。 「――おまえのもしてやろうか?」
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